不思議ノ島根国と神々ノ御社

著:桐夜白

アナタに一つ 昔語りを聴かせましょう。
これは大地に眠りし昔話 我ら一族にしか語られぬ物語。
さあ コノ調べに手をとって。
さあ コノ調べに耳を傾けて──。
聴こえましょう コノ音楽の音が…。
聴こえましょう コノ音楽の音が…。
アナタを 神話の世界へと誘う旋律が──。

──昔々 とある地に一人の女神が居ました。
女神は花と露の神 民に潤いをもたらします。
そして女神のもと 大きな大樹が生まれ 花を咲かせ 民が生まれます。
民は女神を崇め 祀り 豊かな生活を育みます。

ある時 ある日のこと 民のもとに一人の迷い人が訪れました。
民は迷い人を女神の元へ連れてゆくと 女神は潤いを迷い人へと与えました。
迷い人は、力を失った遠い果ての地の神だったのです。

こうして 二人の神々が治める地が生まれました。
そしてソノ地は豊かに発展してゆき 今の私達の世界となりました──。

私達は多くの所に《御社》を立てます。
ソレは二人の神と ソノ神が産みし子神方を祀っているからです。

昔々のこと ココは小さな地でした。
今は島国となり 豊かに暮らせるこの世界で。
コレは… 私達一族にしか語られぬ物語。

聴こえましょう? コノ音楽の音が…。
さあアナタも耳を傾ければ 数多のコエ 神話 昔語りが聴こえるはず──。

私達は伝えてゆくのです 調べを手にとり 調べを奏でて… 遠い地の昔語りを…。
決して色褪せぬ 私達の祖先の歌を──。
凛と告げる 歌を──。

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