片恋円舞曲

著:桐夜白 昔々の、そのまた昔…。 民に受け継がれる唱うたに、こんな話が在る。 遥か大地の上、天空に浮かぶ大陸に一人の麗しき娘が居た。 「月に想いをはせて、会いたくて、恋焦がれる」 彼女が詠んだ詩(うた)は、会いたくても会えぬ想い人を想ってのモノだった。 遠く遥か離れた地へ、いずこへと居(お)わすかもわからぬ行方不明になった愛しい人よ。 アナタに会いたくて、想いが溢れ、恋焦がれ...

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